「編プロ☆ガール」に込められたのは出版業界への絶望なのか。第0話公開!

4/10に発売され、業界関係者から熱い支持を得ている川崎昌平先生「編プロ☆ガール」。『主任がゆく!スペシャル』での連載時から話題になっていましたが、編集者の苦悩と矜持が詰まった一冊になっています。

この単行本には編プロ勤務経験のある川崎先生が当時を回想しながらの各話解説が78ページ、さらに編集者で文筆家の仲俣暁生氏との編プロの深層にせまる対談も収録されており、新刊至上主義の出版業界で、編プロがどう生き残るべきかが述べられています。

出版業界のドラマを見て「華やかな世界だな~」と思われた方も多いと思いますが、それはあくまで業界のひとつの側面であり、業界全体が華やかなわけではありません。その裏では「働き方改革」が及ばないダークな世界があちこちに広がっています。もちろん、我が社も…おや、誰か来たようだ。

そんなダークな世界を川崎先生が描く愛らしくも力強いキャラクターたちが生き抜いていきます。出版不況が叫ばれ続け、違法ダウンロードサイト問題にも追い込まれた業界ですが、果たしてそこには絶望しかないのでしょうか?読者の皆様に判断を委ねたいと思いますが、個人的には編集者が「本を好き」でいる限り、なんらかの道はあるだろうと考えています。

ということで、前置きが長くなりましたが、ここに描き下ろしの「第0話」を大公開!

ぶんか社の編集者は掛け算ができないみたいです。

 

 

 

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